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ごあいさつ |
泉龍寺仏教文庫は、地域の皆様がいっそう仏教に親しんでいただき、またその正確で深い理解に役立てていただけることを願って設立されました。
仏教は、人間だれしもがいざという時に思い当たる、厳しいメッセージを発信し続けています。そしてそれは、実はどんな人も丸ごとに受け入れ包みこむ慈悲の教えなのです。
我々の先人は、これをかみしめて時代を重ねました。仏教は日本の文化や社会にしっかり根付いています。ただし、あわただしく動く近現代においては、ややもすれば軽視されがちでもありました。
泉龍寺は、奈良時代にはじまるという伝承があります。しかしさまざまの異なる身分あるいは立場の方々とともに、いつも地域社会の課題に向き合う曹洞宗寺院として確立されたのは、鉄叟瑞牛大和尚のころでした。
平成二十三年は、その泉龍寺中興開山鉄叟瑞牛大和尚の四百年目の遠忌に当り、仏教文庫の設立はその記念事業のひとつでありました。
この文庫にはまず、泉龍寺伝来の文化財を収蔵しています。展示されたその一部は、郷土の仏教史をしのぶよすがとなるでしょう。
また図書室の蔵書は約二万冊。
太平洋戦争で戦死した二十三世洪山掌運大和尚夫妻の遺品や、この五十年間ほどに二十五世住職が夫妻で折に触れて集めた書籍、そして多くの方からの寄贈書などをもとにしました。
現状では、仏教と一見関係の薄いものも多く、疎密とバランスの偏りが目立ちますが、現代社会の中からの真摯な問いかけに、いつも応じられるように、これからも蔵書を整えていきたいと念願しています。
児童書コーナーも用意しました。書物という人類の貴重な文化に、幼いころから楽しく親しんでいただけるように、充実していく所存です。
皆様がなにとぞ気軽に訪れて、ひと時をお過ごしくださいます様、ご案内申し上げます。
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泉龍寺仏教文庫館長
菅原昭英 |
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